夏って色んなイベントがあって、ほんと楽しみですよね。
花火大会やほうずき市、盆踊りなど盛りだくさん!
どうも!生まれも育ちも東京のけやきです!
夏の風物詩といえば、入谷(いりや)の朝顔市ですよね。久しぶりに行ってみたくなりました。
行ってみるとほんと~に朝顔が沢山!!涼やかです。
なんと毎年3日間で40万人の方が訪れるそうです。
そんなに人気があるなんて知らなかったです。この100メートル位の場所に40万人のにぎわいってことは、もう朝から晩までず~っと混んでるってことですね^^;
さてさて、この風情ある朝顔市ですが結構昔からやってるみたいなんです。
- 入谷の朝顔市っていつ頃始まったんだろう?
- 恐れ入谷の鬼子母神(きしもじん)ってフレーズは、誰が言い始めたの?
- 朝顔市限定のお守りや御朱印があるって本当?
と、色々気になってきちゃいました。これを読んで気になったあなたも続きをどうぞ~。
目次
入谷の朝顔市の由来って?とことん調べてみましたよ!
入谷の朝顔市って江戸の風情が残ってて、いい雰囲気ですよね^^
久しぶりに行ってみたくなり、最終日の7月8日(日曜日)に、入谷の朝顔市に行ってきました。
東京生まれ東京育ちの私ですが、由来って?と言われると、ん?よくわかんない。
そこで、自信を持って言えるように、由来について調べてみました。
まずは、いつから始まったのか?
- 朝顔は、千年以上前の奈良時代に中国の遣唐使により伝来。
- 始めは鑑賞用ではなく、種子が下剤用の漢方薬に使われていた。
- 江戸時代後期から朝顔の栽培が盛んになった。
- そのころの朝顔は変わり咲きが主流で、桔梗や牡丹のような形や二重咲きなど華やかな形の朝顔が多かった。
私も珍しいものや、美しいものには、ついつい飛びついちゃいます♪
実は世情が悪くなり植木屋さんが廃業。それで朝顔市は35年間も行われていなかったそうです。
しかし、昭和23年。戦後の悲しみに暮れている人々を明るい気持ちにできるのでは、と地元の方々が見事に復活させました!!
そのおかげで今でも江戸の風情ある風景が、残っているのね!
入谷の朝顔市は、毎年日にちが決まっているって本当?
本当です。
- 入谷の朝顔市は毎年7月6日、7日、8日。
- 朝顔は中国名を「牽牛花」(けんぎゅうか)と言う。牽牛花は七夕のお話に出てくる「彦星」さんの名前。
- 朝顔は中国名を「牽牛(けんぎゅう)の花」と書くのでそれにちなんで、七夕の前後3日間に開催されている。
ところで、「恐れ入谷の鬼子母神」っていうフレーズ、あなたも1度は聞いたことがありますよね。では次はそのことについてお伝えしていきますね。
「恐れ入谷の鬼子母神」って誰が言い始めたの?
「恐れ入り谷の鬼子母神」こういう言い回しって耳について離れません!
他にも、「知らざあ言ってきかせやしょう」とか、「その手は桑名の焼き蛤」とかついつい口に出したくなっちゃいますよね。
ということで、「恐れ入谷の鬼子母神」の由来についても調べてみました。
- 昔、鬼子母神という神様が、人の子をさらっては食べていた。
- お釈迦様が怒って鬼子母神の子どもを隠してしまわれた。
- 鬼子母神は嘆き悲しみ狂ったように自分の子どもを探し、お釈迦様に「子をさらわれた親の苦しみがわかったか」と言われ、改心した。
それから鬼子母神は人の子をさらうのはやめて、いい神様になったんだそうです。
昔の神話って、よくこういう恐ろしいのありますよね^^;
- 大名家の奥女中が腰に腫物(はれもの)ができて治らなかった。
- 毎日鬼子母神にお参りしていたら、欄干のえぼしに腰を打ち付けその拍子に腫物(はれもの)から膿(うみ)が出て治った。
- この話を狂歌師の太田南畝(おおたなんぽ)が「鬼子母神のご利益に恐れ入った」ということで、「恐れ入谷の鬼子母神」と洒落言葉で言い、江戸っ子の間で流行した。
なんとまあ、こんな由来だったんですね。
では、次は入谷の鬼子母神に行ってみましょう。私の勘違いしていたお話もよかったら~。
鬼子母神に行ってみた!鬼子母神と真源寺は同じなの?
入谷を降りて、朝顔市を見始めるとすぐに真源寺がありました。
境内では、朝顔の柄の手ぬぐいやエプロン、バックなどが売っていますね。
これは、七福神の福禄寿ですね。
あ!朝顔市限定のお守りと御朱印が売ってる!限定という言葉に弱い私。
早速、買おうとならんでいると、ガーン!
「御朱印売り切れ中」の張り紙が出されました。もう少し早く来ていれば、、。
しかし、聞いてみると今またせっせと書いてくださっているらしいです。でも何時になるか分からないとのことでした。残念ですが、また来年までのお楽しみに。
でも、もう一つのお目当て、朝顔の造花がついた可愛いお守りが売っていました!
この写真は小さいほうのクリップ付きのもの
大きいものは1000円、小さいものは500円です。
小さいほうがクリップも付いててめっちゃかわいいです。
色は三色でピンク、紫、ブルーでした。挟めるようになっているので、髪をアップして髪飾りにしているお姉さんもいましたよ。
これを買うと、お経を唱えながら火打ちをしてくださいます。その様子を動画(6秒)でご覧ください。
こうしていただくとご利益が増すような気がしますね!
朝顔市名物、喜田屋のきびだんご(1000円)
郵便局が朝顔まつりの切手を販売していました。買うと郵便ポスト型の風鈴をくださるそうです。
ではお次は鬼子母神にいくぞ~と思って歩き出すも、朝顔市の最後の地点まできてしまいました。離れた場所にあるのかなと思い、法被(はっぴ)を着た、いなせなお姉さんに聞いてみました。
私
「あのー、鬼子母神ってどこにありますか」
いなせなお姉さん
「ここをまっすぐ行って右側にあるよ」
私
「ん?今そこに行ったら、真源寺って書いてありましたけど?」
いなせなお姉さん
「真源寺さんと鬼子母神は同じだよ」
私
「え?そうなの?」
いなせなお姉さん
「お寺だけど神様がいるんだよ」
私
「え~!同じなんだ~!鬼子母神て神社の名前かと思ってました」
ついでに何時ころ来たら空いてるのか聞いてみると、
いなせなお姉さん
「早朝は比較的空いてるよ(ちなみに午前5時から夜11時までやっている)。
でも朝8時頃から混んでくるね。
土日は12時になると言問い通りが歩行者天国になるから少し朝顔側の歩道が歩きやすくなるけどね。夜の10時くらいかな~空くのは」
私
「平日と土日では、やはり土日の方が混んでますか」の質問に
いなせなお姉さん
「いやいやおんなじ。平日はツアー客も来るし、出勤前の人たちも寄ったりするしね」
結局、いつ来ても混んでるのね( ̄▽ ̄)
そして平日の朝はラッシュに重なると電車が辛そう、、、。
由来が分かったら、行ってみたくなっちゃいましたよね?そんなあなたのために、入谷朝顔市の行き方をお伝えしておきますね。
入谷朝顔市の行き方
東京メトロ日比谷線下車 徒歩1分 2番出口を出るとこんな風景。もうすぐそこです。
JR鶯谷からは徒歩3分
いかがでしたか?ではここで入谷の朝顔市の内容を振り返ってみましょう。
まとめ
- 入谷の朝顔市は、江戸時代終わり頃から明治時代、真源寺から始まった。
- 入谷の朝顔市は、毎年7月6日、7日、8日。
- 恐れ入谷の鬼子母神の由来は、鬼子母神に恐れ入ったという洒落語。
- 真源寺にいらっしゃる神様は、鬼子母神。
由来って知らなくても別に困らないけど、知ってるとなんだか嬉しくて人に話したくなっちゃいますね。
朝顔以外にも、屋台も沢山出てますのでふらっと江戸の風情を楽しみに行くのもいいですね♪
帰り際、朝顔市を歩いているとコンビニから涼し~い風が!!吸い込まれるように入ってしまいました。
そして、アイスボックスには人だかり。ですよね~、みんな考えることは一緒です。
そこには懐かしの「冷凍ミカン」!!
「昔よく電車の中で食べたわ~。」懐かしさに思わず買ってしまいました^^
早速開けてみると、おお!おしぼり入り。気が利いてるね。
おお!皮もむいてくれています。
さてさて、頂きましょう。とみかんを2つに割ろうとするとカチンコチンに凍っているではありませんか!!
昔、家族旅行の時に電車で食べた冷凍ミカンはすぐに食べられたのに~。記憶違い?今の方が冷凍庫が進歩してるのかな~。
包装をよく見ると、30分から1時間常温にしてお召し上がりくださいと書いてある、、、。
すぐに食べたいのに食べられず、少し置いてからみかんを太陽にあてながら頂きました。冷たすぎて味が分からず、、、。
最後の1ふさは懐かしの味でしたよ~^^
そうそう、朝顔市の会場から徒歩8分くらいの場所にある入谷南公園では、午後7時~午後9時まで「入谷朝顔音頭踊り大会」が開催されているようですよ。
朝顔市のあとに行ってみてはいかがでしょうか?