「わかばのたいやき、いい顔してるね~」
「ほんとだ!渋いね~」
ど~も!生まれも育ちも東京のけやきです^^
東京で三大たいやきといえば、人形町の柳屋、麻布十番の浪花家総本店、そして、四谷のわかばです。今回は、
と、わかばの魅力をたっぷりとお伝えしていきますね!
目次
わかばのたいやきレビュー!
わかばのお店の中の様子はこんな感じ!
わかばは昭和28年創業のたいやきやさん。一日2500個作られているそうです。
今回伺ったのは、2月の寒い日の午後4時頃。私が行った時には15人位並んでいました。ここは、いつ来ても並んでるなあ。
並んでいると、職人さんがたいやき(150円税込)を焼いているのがよく見えます。しかし、煙が目にしみますね^^;
たいやきの焼き方をじっくりと観察してみました。
- たいやきのしっぽの方にだけ生地を入れる。
- その上にあんを、先程入れた生地を頭の方へ滑らせるように、たっぷりと入れる→しっぽの方にあった生地が伸びて全体に薄く行き渡る。
- そして最後に生地を全体にかけ、蓋をして時々返しながら焼く。
- 焼き上がると型に着いた炭を落とし、はみ出た生地を取る。
- 型を開いてベルトコンベアーに落とす。
こ、これは職人技!
出来たてのたいやきが、袋詰めをしている方々の方へと自動で運ばれていきます。
簡単に見えますが、均一に生地を全体に伸ばすのは、熟練しないと出来ない技なんでしょうね(*^^*)
出来たてのたいやきが、ベルトコンベアーに落ちていく様子。
焼いているとき鋳型(いがた)を動かす音が「カンカン」と鳴るのを聞いていると、ワクワクしてきます!この鋳型がとても重く力のいる作業なのだそうです。それでも一匹一匹焼くという「一丁焼き」というやり方を守り続けています。
この鋳型は洋画家の木村荘八さんの絵をもとにつくられたオリジナルなんだそうです。たいやきを入れている袋の愛らしいたいやきの絵も、木村荘八さんが描かれたものなんですって!
わかばのたいやきは天然ものなんだよね。一匹一匹焼いているたいやきのことを、天然もの。まとめて何匹か焼くことを養殖ものっていうんだ。
へ~!面白いね。さすが、お菓子のことはよく知ってるね。(^O^)
しばらくするといよいよ私の番が回ってきました。待ち時間は25分でした。
店内には飲食できるスペースがあるので、できたてのたい焼きをいただくことにしました。テーブル席は3つあり、セルフサービスでお茶やお水もいただけます。
楽しみなたいやきのお味は?
では、いただきます!私は、いつも尻尾から。皮のパリパリ感を存分に味わえるので、尻尾の部分が一番好き。しっぽには「わかば」と刻印がありますね。
皮がパリッパリで、小麦が香ばしく、美味しい!そして、あんが隙間なく入っています。
あんは塩気が強く、味が濃くてしっかりとしています。
甘さは甘すぎず、ちょうどよいくらいでいいですね。塩気が強いので、後味がサラッとしています。
皮とのバランスが良くて、あっという間に頂いてしまいました。
店内に、「たいやきの召し上がり方色々」という紙が置いてあり、
「殿方は頭から、ご婦人は尻尾から、召し上がっておられます」と書いてありました。私はいつも尻尾からなので、一緒ですね。
わかばおすすめのたいやきの温め方は?
さて、家に持って帰ったたいやきは、少しふにゃっとしていますよね。そんな時、どのように温めていますか?たいやきを焼きたてのように復活させる温め方をご紹介しますね。
たいやきの温め方
我が家では、たい焼きをアルミホイルでくるみ、2分位焼いてから、アルミホイルを上だけ開け、1分位焼きます。皮がパリパリで、中まで熱々!
焼き立ての美味しさには叶いませんが、近い味に仕上がりますよ^^
わかばのたい焼きは予約できるの?
1個から予約できます。当日の予約でも大丈夫ですよ。大量に買うときや、時間がないときにはありがたいです。
でも並びながら、たいやきができていく工程を眺めるのも楽しいですので、時間があるときは並びながらゆっくり作っている工程を眺めるのもおすすめです^^
わかばといえばたいやきですが、他にもメニューがあるってご存知でしたか?
わかばにはたいやきの他にもメニューがある
今回は売っていなかったのですが、
4月から10月まで
- みたらしだんご(130円税込)
- あんだんご(130円税込)
が売っているそうです。
※数量限定・売り切れ次第終了です
そして、7月~9月には
- かき氷(500円~800円税込)
もあるそうです。
※すべてのかき氷に白玉(+150円税込)トッピングできます。
- 白玉あずき(氷なし)(450円税込)
次回はいただきたいですね!
また、あんこの持ち帰りもできます。
「あずきは、ビタミン、ミネラルが豊富な健康食品です。健康機能を高めるポリフェノールも豊富です。
体に必要な栄養素がバランスよく含まれています。大腸がんを予防すると言われる食物繊維も豊富です。」
と書かれた紙が貼ってありました。
あんこが、そんなに健康に良いものとは知りませんでした~(*´∀`)
あんこのお値段
- 300g(440円税込)
- 600g(880円税込)
- 1kg(1430円税込)
あんこだけ買う場合は、列に並ばなくても買えますよ^^
では、たいやき わかばの基本情報をお伝えしていきます。
わかばの基本情報
住所:160-0011 東京都新宿区若葉1-10
TEL:03-3351-4396
営業時間:月~金 9:00〜19:00
土曜日 9:00〜18:30
祝祭日 9:00〜18:00
定休日:日曜日
わかばへの詳しい行き方
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線、四ツ谷駅1番出口(赤坂口)を出て、この先の階段を下り右手に行くと、右側に交番があります。
交番を右手に見て、左を向き四谷見附の交差点を、新宿方面に横断歩道を渡ります。(新宿通り)
3分位まっすぐ歩くと、坂本屋というカステラ屋さんがあるので、そこを左に曲がります。
少し歩くと、少し煙ったわかばの看板が見えてきます^^
では最後にもう少しだけお付き合いください。「あんこは尻尾まで入っている方が好きか嫌いか」論争~^^
昭和のあんこ論争と、わかばの社訓の関係
「尻尾まであんが入った誠実さ」とわかばを褒め、
映画監督で食道楽で知られる山本嘉次郎さんは、
「尻尾は言うなら箸直し、餡はしつこい」と麻布十番にある、「浪花屋総本店」を好まれていたそうです。
この論争は、古今亭志ん生が仲裁に入り、両者の言い分を尊重し終結しました^^
というようなことが、お店に飾ってある額に書いてありました。大の大人が大真面目に論争したというのが微笑ましいですね。
わかばではこの、安藤鶴夫さんの「鯛焼きのしっぽにはいつもあんこがありますやうに。それが世の中を明るくしますやうに」と新聞に載せてくれた言葉を社訓として守り続けているんのだそうです。
創業者が甘いものが好きで、尻尾まであんを入れることにこだわっていたのだそう。戦後の貧しい時期だからこそ、尻尾まであんを入れ、みんなが少しでも元気になってくれたらという思いがあったのかもしれませんね。
では、今までの内容をおさらいしていきましょう。
まとめ
- わかばのたいやきは一丁焼きで、あんは尻尾までぎっしり!
- たいやきは、甘さ控えめの塩味のきいた濃いあんと、パリパリの皮が絶妙!
- たいやきを復活させる私のおすすめの温め方は、オーブントースターで!
- わかばには、たいやきの他にも、みたらしだんご、あんだんご、かき氷が季節限定である
- たいやきは一個から予約できる
今回は、職人技を目の当たりにし、感激しました!この職人技を絶えること無く、次の世代へもつないでほしいですね。(職人さん募集してました^^)
次回お邪魔したときには、おだんごやかき氷も頂いてみたいです!